第22章 *カウントダウン 開始*
あの後 結局、私が帰ってきてから
話し合うことになった
皆混乱していたけどひとまず
悪戯ということで納得した
けどあのメール、宛先も名前も
かかれていなかった 悪戯にしては
出来すぎている
…ハッキングにしたって意味のない
ハッキングだし…
10日後か…
(鷲)「香奈ちゃん気分悪くない?」
「大丈夫です」
(鷲)「そう。…7時間は飛行機の中だから
何かあったらすぐ知らせてね」
「はい」
…もし生まれ変わるのであれば
それは転生になる
どこかの漫画、アニメの世界で
生まれ変わるなら転生トリップ
別にそれはいい、疑問はそこじゃない
…なぜ彼らまで巻き込むのか
死んだわけでもない じゃあなぜ
わざわざ転生する必用があるのか
それが分からない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あれから7日 つまり家に帰る日
結局メールのことは考えても
きりがなかったから私は仕事に
集中していた
" ガチャ "
「ただいま」
(桜)「…おかえりなさい」
私がドアを開けると、そこには
異様な光景か広がっていた
なぜか倒れている青峰君と火神君
顔を青くさせている桜井君
……これは一体…
(黒)「野塚さんお帰りなさい」
「…香奈さん?」
……? どこか聞いたことのある声
声のした方を向くと、そこには…
「初めまして 桃井さつきちゃん」
そう、桃井ちゃんがいた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「…これはどういう状況か
説明してもらえるかな?」
皆が一旦落ち着いたところで口を開く
「それは… この子が……」
「質問を変えましょうか あのカレーは何?」
「お昼ご飯用に作ったのよ」
「私達で作ったんです
大ちゃんと火神君に味見してもらって…」
「黒子君カレー持ってきて」
(黒)「…え、でも」
「いいからお願い」
(黒)「はい」
(黄)「香奈っち そのカレー
どうするんスか?」
「ちょっとね」
(黒)「どうぞ」
「ありがとう …ねえ、
2人に聞くけど2人とも自分で
作った料理食べたことある?」