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えそら狩人【H×H】

第32章 涙と勧誘と脱出




勝手にフェイタンの連絡先登録された事件のせいで放心してると、車が止まった。


「さて、着いたぜ」

「!」


廃墟の並ぶ、すっかり錆びれたマンション街。

私達はそのなかでも一際大きな建物に案内された。

とゆーか、こんなとこ私達に見せて大丈夫なの?

しばらく廊下を進むと、ひとつの扉の前にたどりつく。


「アジトへようこそ」


そう言ってパクノダさんが扉を開ける。

中に入ると……




「……わ、」


少数の男女が積み上がった瓦礫の上に座っていた。

とゆーかもう見た目でめちゃめちゃ強そうなんだけど。

あ、あの腕相撲の女の子もいる!

ん?なんかピエロの格好した変態もいるよ。

なんか見覚えあるなぁ……



……え?




あれヒソカじゃね!?

いや、普通にヒソカだ!!


思わず声をあげそうになると、キルアに睨まれた。

あ、そ、そうか…お互い顔見知りってバレるとめんどうなことになるもんね…危ない危ない。

とゆーか、あんなに普通に紛れてるってことは…アイツ団員かよおい!


「(まぁクラピカに情報伝えてる時点で、そんな感じはしてたけど…)」

「あれ?君?」

「へっ?」


なんとなく聞き覚えのある声。

声のした頭上に目を向けると、金髪で優しいベビーフェイスをした青年…

あれ?どこかで会ったような?


「やっぱり!オレのこと覚えてない?ネカフェで会ったシャルナークだよ」

「!!」


シャルナーク…

シャル!

あれか!ついこないだお金稼ぐのを手伝ってくれたときか!


「…あんた知り合い多いね」

「自分でも驚きです」


ゴンとキルアも驚いてるのか汗ダラダラだよ!

いや、でもまさかシャルみたいな好青年までもが旅団だったなんて思わなかったなぁ…

おそるべし旅団!


「旅団だったんだ…」

「うん。あれ?言ってなかったっけ?」

「いや言ってないし言われても逃げるし」


まさかまた会うとは思わなかったし!

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