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大好き☆ハイキュー

第12章 ツキアカリノシタニサクハナ(菅原孝支)


澤「スガ、悪い。部室のカギ頼んでいいか?」

練習が終わり、大地が部室の施錠を頼んできた。

菅「いいけど珍しいな」

澤「おぅ、ちょっとな。じゃ、お先に」

大地が出て行った部室で俺はため息をついた。このままではいずれ練習にも勉強にも支障が出るかもしれない。いっそのこと告白して、すっぱり諦めた方がいいんだろうか・・・。



校門を出たところで、後ろから肩を叩かれた。

貴「菅原、どうしたの?ボーっとしてるよ。練習疲れた?」

菅「桜井。いや、ちょっと。・・・それよりこんな遅くまでどうしたんだ?」

貴「図書室で調べもの。ギリギリまで粘ってたら図書委員に捕まって、仕事手伝わされちゃった。・・・そういえば二人で話すのって、久しぶりだね」

菅「そうだな」


あれ?俺今まで桜井とどんな風に話してたっけ?・・・部室でいろいろ考えていたから、何だか緊張する・・・。相当テンパってるな。




あれこれ考えていた俺は、大地と清水が並んで歩いているのが目に入った。


菅「あれ?大地と清水だ。だいぶ前に出たと思ったんだけどな」

菅「おーい、大t

貴(菅原!)

桜井に名前を呼ばれ、腕を引っ張られる。

貴(邪魔しちゃ悪いよ)

菅「え?」

二人は仲よさそうに手をつなぎ、笑顔を向けあっていた。


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