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銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね

第12章 銀髪の彼はやっぱり死んだ魚の目をしていました


「あああっ!!すいません!!!私ずっと土足でした!!!」


なんてことだ
すっかり忘れていた

玄関ですいません、すいませんと慌てて何度も深く頭を下げペコペコしているとクククッと笑い声が聞こえてきた

見ると彼は口を手でおさえて笑うのを堪えているようだった


「いや、わりぃ…ククッ…なんかその顔で丁寧に謝られると不自然過ぎて…プッ」


この顔で?
ってことはさっき言ってた華子さんとやらのことだろうか


「はあ…まあ…とりあえず、すいませんでした!失礼します!」


ガラガラッピシャッと玄関扉をしたいところだけど先程破壊されているので、足元に気をつけながら見るも無残な扉を跨ぎそそくさと外へ出た

階段を降り左右を確認して、どっちから来たっけ?とキョロキョロしつつなんとか記憶を辿ってお店へ向かった



「…ふっ…全然ちげぇじゃん」


出ていった後の私を、2階の手摺へ頬杖ついた彼が楽しそうに微笑み見送っていた事に気づかずに…

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