• テキストサイズ

【マギ】ジャーファルさんに愛されて。

第13章 【影】


シェリルside
*  *  *  *


ジャーファルが、朝の衆議のため、部屋を出ていく。
部屋に取り残された少年は、スッと私を見た。

「君だったんだね…。いつも、彼の傍にいたのは…」
《…………》

完全にルフとなった私の存在に、前々から、気づいていた幼い少年、マギのアラジン。
薄い光の粒をまとい、姿だけ、彼の前に現す。

「君は、運命を憎むかい?」
《彼に出会えた運命を…? まさか…》


私は、死んでも幸せよ。


《例え、彼が私を見えなくても、心は繋がってる》
「そうかい…」

フッと姿を消し、衆議に参加しているジャーファルの元へ行く。
愛しい彼の肩に左手をかけ、微笑んだ。




永遠に、愛し続けます。
健やかなる時も、病めるときも…。




トルマリン色の指輪が、煌めいた。


ーendー
/ 112ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp