• テキストサイズ

いちご味の恋

第8章 いちご味のキス


バーンっ…バーンっ!


その度に歓声が広がる祭り会場


でも、あたしはずっと
触れたかったものに触れていた。


味わうようなキス



『…んっ…ん……ぁ…』



溶けてしまいそうで、

倒れると思ってしまうほど…


でも、しっかり大野さんが
あたしの腕を掴んで支えてくれてる。



『…はぁ…はぁ…』


「………ちゃん」



やっと離れた唇はちょっと寂しかった。

もしかしたら、これで最後と考えた。


お別れの…キスだったのかもしれない。



「俺と…付き合って?」


きっと夢。

すぐ誰かに起こされちゃうはず。


でも夢ならちょっとは贅沢してもいい?



『…はい。』



また触れた唇はいちご味の香りがして
少し微笑んだ。
/ 152ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp