第7章 止められない。*智*side
白い浴衣の可愛い彼女は、
いつのまにかどこかへ行ってしまった。
もしかして、変な男に…
考えてはいけないことばかり
頭によぎって…
いつのまにか電話をかけながら
走り出していた。
LRRRRR....
〈…はい。もしもし?〉
その声は愛しいと彼女の声
「はぁ…っ…どこ?」
〈あ…ここです。〉
ここって…どこ。笑
〈野原…花火はじまるから〉
野原?
あ~…花火見るところかな?
「分かった。
そこから動かないでよ?」
ちょっと溶け始めたかき氷を
持ちながら俺は走った。