第5章 コントロール不可能*智*side
何故か落ち着かなくて、
近くだった翔ちゃんの家に来た。
翔「え…どしたの、智くん」
完全に寝起きって感じの翔ちゃん
「う~ん…落ち着かなくて…」
翔「ぶっ…女子かよ~」
「うん。も~…そんな感じ」
なんて翔ちゃんに抱きつくと
“とりあえず入って”と優しい翔ちゃん
ガチャンっ
「うわっ…きたねぇ…翔ちゃん」
翔「うっせーわ…ははっ
ま、確かに汚いのよ…うん」
翔ちゃんの部屋は実家にしても
かなり汚くて、新聞の束とか
洗濯物とか…
働いてんだなって感じ?
翔「もう夕方だし歩きでしょ?
ビールでも飲みます?」
キッチンから顔をだす翔ちゃんに
ちょっと微笑んで“うん”と答えた。