第1章 はじまりは超新星
車に乗せられて着いたのは
明日から私が働くホテル
えっ?
ちょっと待ってよ…
「あの…ユナクさん」
「しっ」
エスコートされて最上階のラウンジに来ると
カウンターに座り
「窓のあたりみて。さりげなくだぞ」
そう言われてチラっとみると
みるからに芸能人オーラ丸出しの
セクシーなお姉さんと…
ヒチョル…
「お前が働くホテルは、セキュリティも
プライバシー管理もしっかりしてるからさ…」
あ、そゆこと
いつか、パクジョンスに遭遇しちゃうこともあるんだろうな…
「パーティ会場で、遭遇したりもあるよな」
『スクリュードライバー』
目の前に出てきたグラスを一気に空けた
「ま、がんばるわ」
何を頑張るのかわかんない
でも、なんかそんな言葉出た
「めぐみ、お前やっぱり面白い
俺が連絡したら飯行く約束な」
「なんでもするからは、それでチャラですか?」
ユナクの笑顔になんとなく
明日からの不安が少し吹き飛んだ…