第1章 はじまりは超新星
理恵ちゃんに見送られて渡韓してから
一週間
寮の近辺には多少慣れた
まぁ若干遠いけど家賃は安い
明日から仕事かぁ
なんとなく緊張してボーッとしてたら
LINEがきた
理恵ちゃんかな?
ってみたらユナク
っていうか、今更?
誰?とかだったらどうしようと
ドキドキしながらみると
日本語で
*遅くなってごめんな。
韓国にはなれたか?今日時間あれば
飯行こう!*
はい?
いや、暇だけど
この人、覚えてたんだ
何を話したか覚えてないし
うん
ご飯行こう
指定された時間に近くの駅まで行くと
クラクションが鳴った
あ、テレビで言ってた車だ
一応ミルキーだったりするから
ある程度の知識はある
助手席のドアを開けてくれて
満面の笑みで
「どうぞ」
あー、こうやってみるとイケメンなんだよね
ドキドキはしないけど
連れてこられたのはわりかし普通なお店で
なんかちょっと安心
「何食う?」
「おまかせします」
んーなんだか妙に緊張する
「めぐみさぁ、緊張してる?www」
「いや、あ…はい…」
くっくっと
笑うと
「イトゥク!パクジョンスしょうかいして!
なんでもするから~って」
「えっ?!」
ちょっと、なんでもって…
「とりあず、ついてこいwww」