第1章 はじまりは超新星
…何度目かの乾杯をしたあと
しばらく日本を離れるからと
お店に通ううちに仲良くなった
従業員さんとLINE交換を始めた
日本語と韓国語が混じった訳のわからない会話
それでも不思議と会話が成立している
「でもさ、めぐみ向こうで住むところどうするの?」
「まーなんとかなるでしょ~」
そんな会話の中
気づいたらお店は閉店時間なのに
お兄ちゃんの好意で私の送別会になったらしい
…「そこからだよねwww」
なんだか楽しそうな理恵ちゃん…
カバンの中からスマホを出すと
そこには明らかに酔っ払った私とユナク
ソンジェとの写真
「え?マジで…」
「これだけじゃないんだな~めぐみ、あんたユナクにイトゥク紹介してってwww」
うわっマジかよ
何してんの私…
「で…」
「ユナクのLINEを教えてもらってたよ。
スマホみてみ」
あわてて確認すると確かにある
しかもご丁寧に
『韓国来たら連絡待ってる。』
って
「なんで、こうなったの?」
「わかんないwwwなんか、ユナクと二人でコソコソ話してたからね~」
ニヤニヤ笑う理恵ちゃん
私何したんだろ
「私、午後から予定あるから帰るね~
渡韓する日は見送り行くから」
メイクをして理恵ちゃんは帰って行った
イトゥク紹介して…
いや、確かに入隊してるとき
同じ舞台に立ってるけど
紹介してって私図々しいにもほどがある
仮にもユナクだってアイドルで…
っていうかそれより
私ユナクと何話したの?