第6章 新たな関係
「ふぇ…。由紀乃?」
「泣いてちゃわかんないって、何回も言ってるでしょ?琥太郎の気持ちはちゃんと知りたいなぁ。」
ピタッて泣き止む琥太郎。
あぁ、恥ずかしい…//////
少し強くギュゥッてすると、琥太郎がモゴモゴ話し出した。
「由紀乃が…獣に戻れるの?って聞くから…。もう、人間姿の俺のこと飽きちゃったんだと思って…。俺、由紀乃が好きだからこの姿になったのに…。そしたら、寂しくて…っ」
はぅあっ!!!!!((((;゜Д゜)))
な、何なんだこの可愛い生き物はっ!!←
「そ、そっか!そういう意味では無いんだよ?ただ、戻れるのかなぁ?って疑問に思っただけ。琥太郎もずっと人間姿だと疲れるんじゃないかな?って。」
「そうなの?」
「うん!!」
可愛いし泣き虫だしっ、可愛いし!!//////(完全トリップ)
琥太郎はむくりと体を起こすと、私から少し離れた。