第5章 喧嘩…?
「琥太郎?」
「由紀乃じゃない、香水…男モノ?」
なにやらぶつぶつ呟いている琥太郎。
犬にしかわからない何かなのかな…?
っ、とにかく。
「土曜日は夜に帰るから、ご飯食べててね?お願い!」
「…う、ん…。」
良かった。あんまり深入りされなくて…。
お礼に日曜日は琥太郎出掛けよっと!
「じゃあ、ご飯にしよっか!」
何か考えてるような顔をしてる琥太郎をおいてキッチンに向かった。
「由紀乃に男?そんな訳…」
――琥太郎が何かを言っていたことには気づかなかった……。
残ってた平日も順調に過ぎていき、気づけば土曜日の朝に。