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結婚するまで sex しません

第10章 誘惑


「どうされたいですか? 優子さん」

私の乳首を指で軽くぷにぷにいじりながら、彼が問いかける。

「えっと…雅樹くんも脱いでみたらどうかな?」

「えっ僕が? どうして?」

私の提案に彼は少し頬を赤らめる。

「んー…裸で抱き合ったら気持ちいいかなぁって」

「そうですね。じゃあちょっと脱いでみますね」

彼がシャツのボタンを外し始める。

手伝ったほうがいいのかな。
でもタイミング失っちゃった。
まあ、いいや。
でもただ待ってるのもなんか気まずいな。

「あの、パンツも脱ぎますか?」

「えっ、うん」

なんで自分のときは聞くの。

彼がベッドに腰掛けてパンツを脱ぐ。

私はその背中を眺める。

どうしよう。思い切りすぎたかな。
私もすごく恥ずかしくなってきちゃった。

「全部脱ぎました…」

なんにも身につけてない彼の身体が、同じ私の身体に覆いかぶさる。

彼の顔が赤い。
恥ずかしいのかな。
私もすっごく恥ずかしい…。

それに…

思った以上に気持ちよくて…。
裸と裸が触れる感覚が。
何もしてないのに熱い息が勝手に漏れてしまう。

「はぁはぁ…あの…気持ちいいです…」

彼が私の身体をぎゅっと抱きしめる。

ヤバイこれ。私もかなり気持ちいい…。

「太ももに…太ももに僕のがあたっちゃって…。あの、嫌じゃないですか?」

あ、これやっぱりそうなんだ…。

私の太ももにあたってる彼のものがすっごく固い気がする。

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