第2章 まさかのまさかのあいつの隣。
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「恭歌~自分のクラス見つけられた~?」
「ん~・・・あ!あった! しかも私と柚依同じクラスじゃんっ!? こんなにクラス多いのに同じクラスとかすごーw」
そんな話を#NAME6としていたら突然、可愛らしい女の子の声が私たちの方に浴びせられた。
「おっはよーー!!」
「お、亜衣じゃん。おはよっ!」
「うおおおおっ!!? よく見たら私らみんな同じクラスだねっ!?」
「・・・ほんとだw こんなことってあるのね~・・・w」
・・・こんなこと、はっきり漫画の世界でしかないと思ってたけど。ほんとにあるのか、すごいなw
私は亜衣とは#NAME6と同じ頃からの付き合いなわけだし、自分の親友であったことからこのクラス替えの偶然(奇跡)のことについては深く考えないことにした。
ってかむしろこれはもっと喜ぶべきだよ私!やった!!
「・・・まさかだけど。朝の失礼野郎と一緒のクラス・・・なんんてこと、、ないよね?」
「ん、花月 どうかした?」
「あっ、何でもないよっ!! ほら、早く教室いこー!迷子になっちゃったりでもしたら進級早々遅刻だよ!!!!」
「それはいかんんんん!!! よし、れっつごー!!」
「・・・ふぅ。」
私は少し不安を覚えながら前で走っている親友二人を見失わないように小走りで追いかけた。
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「あ・・・ 朝の妄想女。」
二人を追いかけている時すれ違った人が誰だかも知らないで。
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