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High School

第4章 オマケページ准一篇 クラス委員


2年になって最初のロングHR。
内容はもちろん委員会決めだ。

うちの学園はクラス委員が決まらないとその他の委員を決められない。
―めんどくせぇなぁ―
この時も俺はそう思っていた。すると…

「はい!推薦します!男子は岡田くんがいいと思います!」
振り向くとイノッチが企んだ笑顔で手を挙げそう言っていた。
「は~い!オレも岡田くんがいいと思いま~す!」
それに同じく悪そうな笑顔で剛くんが便乗する。
「さんせ~♪」
マネっ子健くんもそれに乗っかる。
「じゃあ岡田がいいと思うやつ?」
坂本先生が多数決を取った。全員が手を挙げる。
「じゃあクラス委員男子は岡田!頼んだぞ。」
―えぇ~!マジかよ!―

「じゃあ次は女子!立候補する者はいないか~?」
何故か静まり返る女子。立候補しそうな優等生は何人かいるのに、何故か皆下を向いている。

「じゃあ、あたしやります!」
そう言って手を挙げたのはももちゃん。
「ももちゃんやるの!?」
「だってこのまま長引くのめんどくさいし、ジャンケン負けてやりたくない委員やるよりマシかなって。」
「そうじゃなくて、岡田くんと一緒だよ?」
「それがどうかした?」
「皆エリカの目が怖くて立候補しないのに、よくできるね。」
「だってあたし、別に准くん目当てじゃないもん。」
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