第3章 Class3.岡田君の憂鬱(-.-)の巻
「ファンクラブのせいで女友達すらできない。騒がれるだけ騒がれて誰も近づいて来ない。おかげで俺は彼女ができない…」
准一がボソッと呟く。
「だからまず、友達からでいいから。俺に普通に接してよ。」
はなが静かに頷いた。
「オムライスでいいですか?お昼。」
「よし行こう!」
准一は優しくはなの手を引いた。
次の日、廊下で坂本先生とすれ違ったはな。
「お!いい写真撮れたか?」
「どうですかね?」
はなは照れくさそうだった。
「あ、先生。今度数学教えてもらっていいですか?坂本先生の教え方わかりやすくって。」
「おぅ。いつでも来い!」
そう言ってはなの頭をグリグリする坂本先生。
はなはとても嬉しそうだ。
坂本先生のことも大好きなはななのである。