第1章 日常
何日も過ぎてやっと気持ちが落ち着いて来たときのことだった
この間見たような夢をまた見た
【はぁっ………はぁっ………やっと完成した!!
…………待ってなさい!私が作った新しい魔法であなた達をこの世界から消し去ってあげるわっ!!!】
ピピピピッピピピピッピピピピッ………………
うるさい目覚まし時計の音で目が覚める
朝はつらいなっ…………
ゾクッ
寒気がした。あさ冷えているからかな?
でもなんか違う気がする………………
それにしてもあの夢はいったいなんだろう?
女の人の声……………魔法?
非現実的なワードを言った自分が恥ずかしくなった。
『魔法なんて本当にあったらどんなにいいことか…………』