第3章 片思い 〜青峰大輝〜
貴方side
青峰「みさき〜〜課題見せてくんねぇ?」
貴「まぁたやってこなかったの!?何回目!?」
青峰「いいじゃねぇかよ。お前頭いいんだし。」
毎朝こんなやりとり。
この少しの時間が私にとってはすごく幸せ。
ずっと前から好きだった青峰くん
たぶん、彼にとっての私はただの課題見せ係。
それ以上もそれ以下もない
でも、でもこの恋だけは諦めたくないから。
何もせずに諦めるより、何かをしてフられて諦めよう
貴「当たって砕けろ!自分!!!!!」
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昼休み
桃「ふーん。みさき告白するんだぁ!応援してるよっ♪♪」
貴「え!?告白していいの!?」
桃「もっちろん!とゆーかなんで私に聞くの?」
貴「だってさつきちゃん、青峰くんの幼なじみだし、仲いいし・・・てっきり付き合ってるのかと…」
桃「はぁ!?あんなガングロクロスケと付き合うはずないじゃない!私にはテツ君がいるのっ♡」
貴「そっか。それじゃあ私頑張るね!!」
桃「うん!応援してるよっ♪♪」
そうして、私はさつきと別れて教室に戻った。
正直、さつきと話してたのは自信がなかったから
あの青峰くんが私と付き合うなんて想像もつかない。
それでも、進むんだ。一歩でも前に
〜次の日の朝〜
私は今日の分の課題を書いていたノートのすみにあるメッセージを書いた
(ずっと前から好きでした。付き合ってください。もしよければ、放課後、空き教室にきてください。)
ダメでもいい。ただ私はこの気持ちを届けたいだけだ。
青峰「みさき〜〜課題見せて〜」
貴「どうぞっ!」
青峰「今日は大人しく見せてくれんのな。サンキュー」
貴「うんっ!」
そうやって私は大切なノート。貸した
あとは、空き教室で待つだけ