第3章 出会いのカタチ
廊下の大きな窓から東京の街を眺めては、何度も深呼吸する。
もう会場に入る気力はなくなってしまった。
気疲れ、半端ない(溜息)
会場への入り口の扉を見遣る。
もはや、RPGのラストダンジョンへの扉にしか見えない(苦笑)
(もう帰ろうかな・・・・。)
翔くん、あんなに間近で見れたし。
もう十分ごちそうさまな気分。
せっかくわざわざ裕美が招待してくれたけど、たっぷり1年分の緊張した(苦笑)
・・・・・帰るにしても、裕美と旦那さんには挨拶しておかないとな。
扉を開けて、会場に滑り込む。