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ふたりのカタチ

第7章 トラップのカタチ


ドアが開いた。


(来た。)


実のところ五分五分かなって思ってたもんだから、評価の針がビュンと片側へと振れた。

そっちのタイプだったか。




五分五分と思った理由は。


バーで話しかけても、相変わらず表情が硬かったから。

俺のファンっていうから、二人っきりになれば笑顔の一つも出るかと思いきや、ずっと怪訝な顔したまま、浮ついた感じもなく、ニコリともしなかったから。


引っ掛かったりしないか、って思ったんだけど。



来るんだ。









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