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【黒子のバスケ】甘い秘事【裏*R18】

第2章 *同棲初夜【黒子テツヤ】*




「僕だけが広い所へ行くわけじゃありません」

「え…?親……とか?」

「違いますよ。さんです」

「えっ……」

「僕と一緒に暮らしませんか?」



僕にもプライドというのがあったので、デートの時は殆ど負担していました。

その度に申し訳なさそうにしていたさんですが、強引に入ってくる事はなかったです。


多分分かっていたんでしょう。男の立場というものを。



「本当…?」

「はい。同棲すればいつでもさんの側にいれます」

「うぅっ…!テツヤぁぁ…っ」

「クスッ、泣く程嬉しいんですか?」

「そうだよぉ…!私ずっと夢見て…っ」

「はい、知ってました」

「ええっ…!」

「さんの夢を僕が叶えてあげます。だから……」

「テツヤじゃなきゃダメなんだよ…!」

「そうですね、すみません」



でもさんと過ごせる時間の方が大切でしたので、特に苦ではありませんでした。

お金がなければ世の中何も出来ないけど……
さんとの時間は買えませんから。


勿論彼女を買う事も出来ない。

僕にとってさんは……


かけがえのない人なんです。

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