第33章 お前はもう…
『だから、今度こそ…しっかりと皆さんを支えて行きたい!今まで以上に、もっとマネージャー頑張ります!清水先輩に頼るばっかじゃなくて、その、こう、なんて言ったらいいんだろ…と、とにかく、頑張ります!!』
あぁ、なんてダメダメなんだ私。
言いたいことがまとまらな過ぎてる。
その結果、ほら…
「「「…っ……っっ」」」
すごい笑ってらっしゃる。
私のためを思ってか声を出してはいないけど、肩を震わせて笑ってらっしゃるよ…。
くそう!という気持ちを込めて退部届けをビリビリに破く。
あと、前の自分とのけじめ…的なものも。
さぁ、言え、言うんだ…!
『っ1年2組!松崎楓!改めて、烏野高校バレー部に入部希望です!!よろしくお願いします!!それと、ただいまです!!』
精一杯の笑顔でそう言えば、皆も笑顔で応えてくれる。
「「「おかえり!楓!」」」
あぁ、やっぱり、私はこの場所が大好きだ。