第33章 お前はもう…
菅「タオル、使って?」
『っありがとう、ございます…っ』
受け取ったタオルで顔を拭く。
タオルは涙と鼻水でグチャグチャになりそう…←
ゴシゴシと拭いていると、今度は優しく頭を撫でられた。
タオルから顔を離せば、優しく柔らかな顔をした先輩3人。
菅「楓、そんなゴシゴシ拭いたら駄目だべ?痛いだろー?」
澤「ったく、あいつらこんなにグシャグシャにして…」
東「あ、濡れタオル…つ、使う?」
私の赤くなってしまった目元に優しく触れる孝支先輩に、髪の毛のグシャグシャを直してくれる大地先輩。
泣いたのか目が赤くなってる旭先輩から貰い泣きしそうになったのをなんとかこらえ、濡れタオルを受け取った。