第18章 本音と気持ち
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やっぱり。
"その人"はボーッと遠くを見つめていた。
『旭先輩!!!』
東「うわぁっ!?…あ、楓か…」
旭先輩は体を大きくビクつかせ危うく転げ落ちるところだった。
いきなり声をかけてスミマセン…汗
私はそっと隣に腰を下ろした。
東「…俺さ、やっぱりバレー好きだよ」
『…はい』
東「"あの場所"に戻りたいって、バレーやりたいって…思うよ」
『……なら、行きましょうか!』
東「え?!」
"どこに!?"みたいな顔をしてる旭先輩。
行くところは1つしかない。
『バレー部にですよ!ほらほら!』