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伊達メガネが好きなんです…

第1章 まさかのマネジャー?!


私は、氷帝学園に通うごく普通の中学生。
毎日を平凡に送っていたのだが、ある日突然、私の生活が普通じゃなくなった…

ドンッ!!
「あっ!ごめんなさい!!!!
大丈夫ですか?」
急な先生からの呼び出しで廊下を走っていたら誰かにぶつかってしまった。
…って良く見たらこの人クラスの女の子たちが騒いでるテニス部の跡部様って人じゃん!!
「廊下を走ってしかもこの俺様にぶつかるとはいい度胸じゃねーの。」
ヤバイ。怒ってる。
「す、すいません!こっちも先生から呼び出されていて慌ててたんです!」
「俺様にぶつかって簡単に許されるとでも思ってるのか?あーん?」
うっう…怖い…
「跡部その辺にしといたりーな。」
跡部さんの後ろにいた男の子が声を掛けてきた。
「なんだ、忍足か。仕方ない。今日はここで許してやるが、次はないかならな。」
「はい!以後、気を付けます!」
そう言って、跡部さんは歩いていった。
「あの。さっきはありがとうございました!」
「あぁ、ええんやで、お嬢ちゃん。でも、廊下は走ったらアカンで。」
優しい人だなぁ~。というか、この人もどこかで見た事あるような…
あっ!この人も確かテニス部の…
「俺の名前は、忍足侑士やで。よろしゅ~な。」
そうだ!忍足侑士!この人も女の子に人気だよねー
「私の名前は田中リンです!よろしくです!」
「てか、お嬢ちゃん。急どったんちゃうん?」
「ほんとだ!もう、こんな時間!さっきは、本当にありがとうございました!では、失礼します!」
「じゃあ、またな。」
忍足さん…いい人だったなぁ~


先生の用事も終わったし帰ろうかな♪
「おい!」
「???」
振り返ると跡部さんがいた。
えっ、やっぱりまだ怒っているのかなぁ…
「お前、テニス部のマネジャーになれ!」
…。えっ?!どういうこと??
「なんでですか?」
「どうやら、お前は暇そうだし、今日の罪滅ぼしというところだな。」
暇なのは、外れてないけど今日のことは、許してくれたんじゃないの?
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