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heart beat

第1章 出会い


香奈
『じゃー明日からお願いします、お疲れ様でした』

あや
『……………っ』

あまりに突然の事に頭がついてこない
今何が起きたの その場でボー然としてしまう
私ウザがられてたんだ 自分なりに一生懸命香奈を育ててるつもりだった 逆に迷惑だったなんて

あや
『………………はぁ』

明日からお願いしますって、一也との事を邪魔するなって事だよね
立ち上がろうとしたら脚に鈍痛が走る

あや
『…ったぁ……っつ』

あんだけ突き飛ばされれば 脚も捻るか!!もう痛いし、悲しいし!訳わかんない!


その頃
買い物を終えた一也が念の為様子を見に戻っていた
あれ?あそこに居るのはあやか??
ズッコケでもしたのか?笑!本当あいつおもしれーな!
助けてやるか!!笑
するとあやに近ずく一人の男性の姿が見え 立ち止まる一也

???
『大丈夫ですか??』

手を差し出している

あや
『…あっすみません、転んじゃって!笑!!いい大人が恥ずかしいですよね』苦笑


っと言いながら、ふと見ると今朝のコンビニの風邪ひいてたお客さんだった!!

あや
『あっ今朝の』

???
『…風邪、引いてないから』

あや
『えっ!!』

???
『だけど今朝は、あの一言は、嬉しかったありがとう』

はっとした顔で瞳を潤ませるあや

???
『とにかく立てます?こんな所に座り込んでたら目立つからね』

あや
『はい!…………っぃっつ』

???
『すみません、ちょっと支えますよ』

あや
『すみませんご迷惑おかけして』

???
『いえ、今朝心配してくれたお礼です、とにかく病院まで車で送りますね』

あや
『えっそれは、申し訳ないし、捻っただけなので病院は大丈夫ですタクシーで今日は、帰ります 本当ありがとうございました』
『あっ風邪じゃなくて良かったです』

まだ、ウルウルした瞳で作り笑顔で言うあや

???
『…もしかして警戒してます??笑』
『まぁ普通そうか!じゃータクシーで送りますね』

あや
『えっ?でも、本当大丈夫ですから』

???
『歩けないのに?』

あや
『………………………』
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