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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第21章 終幕



.。.:✽おまけ✽:.°+..


「……あなたたち、誰?」

「僕?僕の名前は白澤。
近い将来君の旦那さんに
なるイケメン漢方医だよ」

「ちょっと何勝手なこと
言ってるんですか?紗英
……ああ、いや、薺さんは
私と結婚するんですからね」

「うん。訳が分からない上に
まずどうやって私の部屋に
入ってきたんですか?警察
呼びますよ。つーかマジ呼ぶ」

「つーかとか、マジとか、
そんな現代っぽい言葉は
おやめなさい!貴女はもっと
こう……淑やかな人なんです」

「は……?」

「うわっ、いやだねえ。
やだやだ。これだからお堅い
鬼さんは嫌なんだよ朴念仁。
僕はそんな君も素敵だと思う」

「はあ……?」

「取り敢えず貴女には
色々と話したいことが」

「取り敢えず僕と一緒に
お茶でも飲みに行かない?」

「なんか……あれですね。
おっさん達、雰囲気似て」

「似てないですよ!」
「似てないからね!」

「「あと、おっさんじゃなくて
お兄さんだから間違えないで!!」」

(……そっくりじゃん)


結局何処に生まれ変わっても
鬼と神獣に振り回される
あなただったとさ───

めでたし
めでたし



【おしまい】

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