第2章 たまには… 【沖田総悟】
「 おい!…」
「んっ…んぅー?」
名前を呼ばれて目を開ければ
土方さんが心配そうな顔でわたしの事を
見ている。
「ん?…うわぁっ!!」
驚いて飛び退けば、土方さんは
瞬時に呆れた顔に変わり
「お前…なんでこんなところで寝てんだ?」
「い、いやべ、べべべ…別になんでも
ありません!」
「噛みすぎだろ。ほんとか?
風邪引くからんなとこでねるんじゃねーぞ」
「は、はい!」
よかった…行ってしまった土方さんに
ホッとしながら必死で記憶をたぐり寄せる…
あのあとわたし…
考えていると、
「おいおいこんなとこに座ってちゃ
風邪引くぜぃ?」
にやにやしながら現れたのは沖田さん
薄々気づいてたけどこんなことするの
沖田さんしかいないよね…
「…
気を付けなきゃダメだろぃ?」
笑いながら行ってしまう沖田さんを見て
やっぱりドSだと思うのであった…
おしまい