第1章 Halloween the night
side ジャン
成り行きでトゥレーネと言う奴と一緒に行動するようになった俺。本人いわく、男の人は苦手だというのに何故か俺は大丈夫らしい。
後で聞いてみると、慣れるまでしばらくその男の人は怖いが動物に似てたりすると早く慣れるらしい。
俺はなんの動物に似てるんだ?と聞いても誤魔化されるだけだった。
そして、そんな奴と喋りながら歩いてると
「お話中悪いけど、私達にやられてはもらえないかしら?」
との声が聞こえ、森から調査兵団ではない奴らが出てきた。一人は女だが、それ以外は男だ。
男がいっぱい出てきて怖いのかすぐさま俺の後ろに隠れるトゥレーネ。小刻みに震えている様子を見て、本当に男性恐怖症ということがわかる。
こいつらが誰かわからないが、用心にこしたことはない。後ろにいるトゥレーネをかばうように体勢を変えしばらくお互いの睨み合いが続く。
そう、間合いを詰めるように・・・
「・・・ジャン、自分女の人ならやれるので男の人をやって・・・!」
と、後ろからすごく小さな声で言われた。
「お前を無茶させられねぇよ・・・!
こんなか弱そうなやつを・・・!」
と、俺はとっさに言い返す。
「でも、・・・この状態を続けるわけにはいかないし・・・!2人いればなんとかなるよ・・・!
自分はそこのリーダー的存在な女しかできないけど・・・」
「もう、この状態を続けるのは疲れたわ、もう私達から攻めさせてもらうわ・・・!」
そんなことを話していると、痺れを切らしたのかリーダー的存在の女を中心に襲いかかってくる
「もう、話してる暇はねぇ!
トゥレーネ、奴を頼む!」
「・・・わかった・・・!!」
すると、今までの小刻みに震えていた姿はどこやら、女の後ろに回り込み後ろから首めがけて肘打ちを食らわせた。一瞬にして倒れ込む女。
そして、俺はというと雑魚を蹴散らすだけ。ようやく、全員仕留めることができホッとする
「ってか、この女死んでねぇだろうな?」
俺はトゥレーネが仕留めた女を見ながらいう
「・・・大丈夫!わざと力弱めて意識だけ飛ばしたから・・・」
そんな事も出来るのか・・・。
「ジャン、もしかしたら他の所にもあの人達がいるかも・・・!」
「そうだな。様子見に行くか?」
「・・・うん!」
そうして、俺達はまた喋りながら歩き出す・・・