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共に歩むと

第1章 *現代に戻って







帰還後、それぞれの生活に戻ったがある日篠宮くんから呼び出しのメールが来た。
待ち合わせの場所に行くと、いつもの篠宮くんの姿。
気のせいかタイムスリップから帰って来て彼の表情が男らしくなった気がする。
土方、沖田、山崎、斎藤、近藤と武士として過ごしていたからかもしれない。
私の姿に気付いた篠宮くんは、笑顔で手を振る。
「篠宮くんいきなりどうしたの?」
「いや、あのさ、その...」
彼にしては珍しく顔を赤らめ強気じゃない。
んー...と両手で頬を叩くと、彼は決意した顔になった。





「先輩。好きだよ」













この時からか。
それともずっと前からか。
私の恋が始まった。
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