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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第99章 BETWEEN THE SHEETS



「なんか、
すごいムラムラしてきたんですけど。」


正直に今の感情を言葉に表すと、
凛さんの吹き出す声が
耳元で小さな風を起こす。




「……まぁ、ずっとこの体勢だからね。」

「この間から思ってたんですけど、
凛さん、抱き心地いいですよね。」

「そう?」

「こう、しっくりくる感じがする。」


一旦抱き直し、
再び腰を強く抱き寄せる。




「凛さんは?」


「……なに?」

「俺。抱き心地、どうですか?」


ふざけた感じで問いかけたつもりだが、
そっと腰に手を回されて、
図らずも背筋がスッと伸びた。



「いいと思うよ。
いい具合に筋肉質だし、
背も高いから守られてる感あるし。」


俺の胸元から少し顔を上げたことで、
自然と上目遣いを目にすることになる。

酒のせいだと分かっていても、
少し潤んだ瞳もほんのり桃色に染まった頬も、
魅力的でしかない。


自分の鼓動が高鳴ったのがハッキリ分かる。


久し振りの感覚だ。




「……それ。
それも結構無防備な行動だと思うんですけど。」


「え……、あ、そうなのか。」

「そろそろ襲っていいですか?」



凛さんを壁際に追いやると、
すぐにシャツの中へ手を入れ込んだ。



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