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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第97章 ●好きなことばかり



「……凛、」


「大丈夫。飲むの、苦手じゃないから。」


「だから、そういう問題じゃない、だろ……」


「……興奮すると、飲みたくなるんだよ。
モブリットもこの気持ち、
なんとなく分かるでしょ?」


さっき指に纏った愛液を啜り舐められたことを
揶揄するように言ってみると、
モブリットの荒い息の隙間から、
笑い声が漏れ出した。



「……すごい分かるよ。」


身体を起こしたモブリットの身躯に
包み込まれる。

火照った全身を直に感じたくなって、
モブリットのシャツのボタンを外し始めた。




「ありがと。暑い……」


「だろうね。」


モブリットが片手を少し後ろについたことで、
服を脱がせやすい態勢になる。


いつも世話好きなイメージばかりだから、
こうして自分に何かさせてもらえると、
つい顔がニヤつく。

そして露わになった逞しい身体を見て、
またニヤつく。



「凛、さっきから
ずっとニヤニヤしてるね……」


「好きなんだよね。
モブリットの服脱がせるのも、
モブリットの身体も。」


正直に答えると、恥ずかしそうにも
嬉しそうにも見える表情を向けられ、
感情はますます昂るばかりだ。


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