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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第96章 整理の後の整理



「でもさ、もし本当に転生なら、
今私がここに来たことで、向こうの世界の様子も
変わるかも知れないよね。」


「それは、ハンジさんに
俺が掘られなくて済んでるかもしれない、
ってこと?」



「……言っておくけど、
君たちは相思相愛だったんだからね?
無理矢理犯されたように思ってるみたいだけど。
しかも火口君の方が
範司に好意を持ってる気がしたし。」


「だけど、同意の上でしたって方が
信憑性に欠けるんだけど。」


「……範司のことだから、
初っ端は強引に押し倒した、
って可能性も否めないけどね。」



冗談めかした会話を繰り広げるうちに、
互いの表情が緩んでいくのが分かる。




「……このことについて、
ここで色々討論しても仕方ないか……」


凛はそう言ってベッドに大の字で寝転がる。




元の世界へ戻らないといけないかもしれない話を
していた時より、
顔色はだいぶ落ち着いていて、
強い安心感を覚えた。


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