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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第85章 媚薬の副作用



「お前も聞いておいた方がいいだろう。
お前が打たれた媚薬のことだが、」

「これ、普通の媚薬じゃないよね?」


「……なんだ。察することがあったか?」


「いや……媚薬、使ったことがあったけど、
あんなに乱れることなかったし……
もしかして、依存性ある?」

「もう身体が疼いてきてんのか?」


「……今は大丈夫。
だけど、なんか変な感じはする。」



まだ全ての感覚を取り戻せた感じはしないが、
下半身の感覚だけは
既に敏感に回復している気がして、
違和感を拭い去れない。




「媚薬、というより、薬物に近いらしい。
依存性はある。
少なく見積もって3、4日。
長くて一週間以上は身体が疼くだろう、と。」



薬を打ってきた重役の言葉を、ふと思い出す。



“君を満足させるものをもっている”



……自分のテクニックや
イチモツの話だと思っていたが、
この薬のことだったとは……



エルヴィンはそんな依存性のある薬と
同等に思われているのか。

それでもその気持ちは分からないこともない。



そんなことを考えていると、
また小さく下半身が疼くようで、
そっと目を瞑った。

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