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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第83章 落ち着かない日



「冗談に決まってるでしょ……
妻子持ちにそんな役目任せるのは、
私だって無理だよ。」


少し表情を緩めた凛は
ループタイを離すと、
ソファーに深くもたれ込んだ。



「……あー、これ、もう無理っぽい。
取り敢えずナイルは部屋出て。」


「いや、お前、でも」
「あと、リヴァイ兵長呼んでもらっていい?」

「は?!リヴァイ?!」


予想外の名前の出現に、
思わず声を上げた。




「お、お前、
エルヴィンじゃなくていいのか?!」


「……何でそんな慌ててんの……?」


「いや、大丈夫だ。
俺はもう結構色々知ってる。
お前がエルヴィンと」
「ああ、うん。分かった。
でもエルヴィン団長を待てる気がしない。」

「いやいや!だからってリヴァイ」
「いいから。早く。」


悉く発言を遮られ、開いた口が塞がらない。

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