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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第76章 過去と今の差し替え






次の日の朝。


今日も珍しく連日で休みが入っていたが、
特に予定はない。

1人でどこかに出掛ける用事もないし、
特別読みたい本もない。



……ということは、
必然的に仕事を片付けることになる。


それでもちょっとは
休日らしい過ごし方をしたいと思い、
一先ず食堂へ向かった。







「ミケ!おはよう。元気してた?」


食堂で偶然に出会い、
反射的にそう問いかけると、
ミケはフッと息を吐く。



「確かにそう聞かれてもおかしくないくらい、
お前とはまともに話をしていないな。」


「ね。まぁ仕事内容が結構違うからなぁ。」


私は基本的に書類作成や作戦の立案、
あらゆる雑務を担当しているが、
ミケは調査前後以外、
殆ど書類を作成することはない。


分隊長であり、
リヴァイに次ぐ巨人戦闘能力を持ち、
高い指揮能力まで持ち合わせているため、
日々の仕事は兵士たちの訓練の指導や
厳しいトレーニングが中心だ。

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