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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第71章 繋がる日




「これからの二人の予定は?」


「いえ、特には。
取り敢えず基地に戻るところでした。」


「エルヴィンは?仕事終わり?」


「ああ。
今日はナイルにいい酒をもらったから。
二人も一緒にどうだ?」


「ありがとう!御呼ばれする!」


「……私は遠慮しておきます。」


力強く即答した私とは対照的に、
モブリットの声色は控えめだ。




「今日は一日凛を独占していたので。
二人で飲んで下さい。」


「なんだ。気を遣ってくれているのか?」


「別にそんな気遣わなくてもいいのに。
ね、エルヴィン」

「モブリット。ありがとう。
君の好意に甘えるよ。」


私の発言は完全に無視され、
エルヴィンは嬉しそうに
モブリットの肩に手を置いた。



「もう長い間、仕事以外で
君と二人きりになれていないからな。
だいぶ凛が不足していたんだ。」


「……言い方おかしいでしょ」


「いえ、分かります。
私は今日十分供給させてもらったので、
これで失礼します。」


二人の会話の内容は妙でしかないが、
これだけ求められていることについては、
嬉しいと感じずにはいられなかった。


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