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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第66章 ●顔は見えなくても、



「顔、見ないようにするから。
こっち向いて。」


私の情動を感じ取ったかのように腕を引かれ、
繋がったままモブリットの方に身体を向ける。


もどかしくて堪らなかった身体の疼きを
ぶつけるように、
強くモブリットの首筋に抱き着いた。

その直後、額に唇の感触が落ちてくる。




「……キスしたい。」


私の顔を見ないようにする為なのか、
目を瞑っているモブリットは
それでも乱れていることが分かるくらい
艶っぽい表情で、思わずすぐに唇を重ねた。




「…っ……ん、」


突然のキスに驚いたようで、
モブリットの身体が小さく震える。

自分の中で激しく跳ねた陰茎が、
また絶頂の到来を引き寄せてくる。




「モブリ、ット!…もう、ダメっ…、
中びくびく、してる……!」

「……俺も、」


それだけ言って、
目を瞑ったまま微笑むモブリットを垣間見た後、
すぐに腰の動きは激しさを増し、
最高潮での絶頂感に包まれた。




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