第54章 ●視姦と焦燥感と安心感と

リヴァイの焦燥感を包み込むように、
背中に手を回し、
ぎゅっと力強く抱きしめる。


身体が隙間なく密着していることで、
もう限界まで膨れ上がっているのではないかと
感じる程大きさを増した陰茎が下腹部で擦れ、
陰部がきゅっと締まる感覚が続く。


その感覚は焦れ込んでいるのに心地良く、
無意識のうちに
下腹部に陰茎を擦り寄せていた。




「……っ、おい、
抱きしめたかったんじゃねぇのか？」


小さく息を漏らしたリヴァイの視線を感じ、
少しだけ身体を離して視界に入り込む。



「そうなんだけど……
この子が刺激してくるから、
独りでに身体が動く。」


「コレを別の生き物みたいに言うな……」


「リヴァイが言い出したんでしょ？」



小さく笑みを溢すリヴァイの表情は
やっぱり魅力的で、
この顔を見ているだけでも
相当な快感を呼び起こす。


ふざけた会話とは裏腹に、
膨張しきった“別の生き物”は
私の中に潜り込もうと
もがいているようだった。