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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第40章 好きの種類





日もだいぶ落ちてきて、
そろそろ兵団基地に帰ろうとしていたところ、
凛は突然肩を掴まれ、素早く後ろを振り返る。




「やっぱり。
お前、こんな時間に何してんだ?」


声を掛けて来たのは、ナイルだった。




「ナイル。驚かさないでよ。」


「驚いたのはこっちだ。
エルヴィンたちが調査に行ってる間に
夜遊びでもしてんのか?」

ナイルがそう言うと、
凛は丁度隣に並んだモブリットと腕を組み、

「大丈夫。ちゃんと付き添いがいるから。」

と、少し胸を張った。




「……怪我人じゃねぇか。」


全くもってその通りです。

どちらかというと、
俺の方が付き添われてると思います。


と、モブリットは心の中で呟く。




「調査兵団第四分隊副長、
モブリット・バーナーです。」

モブリットはそう言ってナイルに
敬礼して見せた。



「副長か……
お前も上層部が好きだな。」


「まぁ上層部以外と
あんまり関わることないからね。」


「好きなのは否定しないのか。」


「うん。」


凛の端的な返事に、
モブリットは図らずも赤面した。

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