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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第39章 再会の意味



「……何でここに来ると
お前に会うんだろうな。」

その直後、ミカサの横に並んだジャンは
そう言いながらも
そんなに嫌そうな表情には見えない。


「ジャン、元気にしてた?」

「……まぁな。」

ジャンはそう言いながら、
私の横に並んでいるモブリットに
視線を送った。


「あ、紹介が遅れました。
私の仕事仲間のモブリット。」

「初めまして。
モブリット・バーナーです。」


モブリットはきっとジャンの話も
エルヴィンたちから聞いているのだろう。

表情は柔らかい、が、
いつもの温和な顔つきとも違っていた。



「モブリットさんは
リヴァイ兵長の班ですか?!」

「いや、違うよ。」

「そっか……」

明らかに落胆したエレンを見ると、
分かりやすすぎてニヤついてしまう。


「エレン。モブリットは副分隊長で、
リヴァイ兵長とも結構長い付き合いだから」
「そうなんですか!!!」

表情が目まぐるしく変化して面白い。


これでモブリット、
質問攻めに合うことが決定したな……

と思い、モブリットに視線を送ると、
キラキラした瞳に
見つめられているモブリットが
どこか気まずそうな顔をしていて、
また顔が緩んだ。



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