• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第38章 戦う力を




「俺は意志が弱いと思うか?」


馬を走らせ、
エルヴィンの隣に並んだリヴァイに
エルヴィンはそう問う。


「ああ。思う。」

昨晩自室で凛の甘い声を
耳にしたであろうリヴァイの即答に、
エルヴィンは思わず小さく息を漏らす。



「だが、その判断が
間違いだとは思わない。」

リヴァイはそう言って
エルヴィンに目を走らせ、

「……まぁ、本当に正解だったか分かるのは
これからだがな。」

と、進行方向に
ゆっくり視線を移した。


「ああ。その通りだ。」

エルヴィンの顔付きは、
もう“団長”そのものだった。




リヴァイが自分の定位置に戻ってすぐ、
エルヴィンは勇ましい声を上げ、
調査兵団は壁外へと向かった。



/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp