第18章 金眼からの敵対視

「そう言うってことは、
やっぱり仕事だけの関係な訳じゃない
ってことか……？」

「どうだろうね。」

曖昧に答えてみると、
エレンの瞳は少し揺らいだ。


気が動転してるのかな……？

にしても、エレンがリヴァイと私の関係を
ここまで気にする理由は何なんだろう。

エレンとリヴァイは
何かしらの関係があるのか……？


エレンは口を噤んだまま
話し出す様子がないので、再び口を開く。



「……まぁ、私が兵長と
恋人同士ってことはないけど、
もし兵長に恋人がいたとしても、
プライベートなことについて
部外に漏らすことはできない。
それは訓練兵でも分かることでしょ？」

「………」


沈黙を守るエレンの表情は
困惑しているようにも見える。


訓練兵の少年相手に、
強い口調で言い上げてしまったような気がして、
心の中で少し反省した。