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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第151章 変わらぬ想い



「兵長は、まだ凛さんのことが好きだから、誰に言い寄られてもそんな風なんですか?」

「そうだな。お前の言う通りだ。
凛以外抱く気がねぇ。
だからお前を抱くことも一生ねぇよ。」


どうせ気付かれているんなら、ここで正直に言ってしまえば、きっとコイツから噂が広まって、俺に言い寄って来る女はいなくなるだろう。




……凛はきっともう戻らない。



それなら誰に被害が及ぶでもないこの方法で、女を遠ざければいい。

面倒事はさっさと解消してしまいたい。



「兵長が凛さんを好きなままでもいいです!
性欲処理だけの為に使って頂いても……
それでも、私は兵長の側に居たいです!」

「俺は凛以外の誰かに側に居て欲しいと思わない。
凛以外の女は俺に必要ない。
その気が変わることも絶対にない。
分かったら早く服を着て部屋を出て行け。」


ここまで辛辣な物言いをする予定はなかったが、そうでもしないとこの女はいつまでも付き纏ってきそうな気さえする。


絶望的な表情を浮かべるマルガに、床に散らばった服を投げつけ、ため息と共にソファーに座り込んだ。



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