• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第147章 二人が近付くように、終わることのないキスを



「……凛は今さら何を照れているんだ?」


顎元を引き上げられ、小さく笑みを溢すエルヴィンと視線が絡まる。

オールバックの状態で落ち着こうとしている金髪を、乱雑に手で掻き上げる姿は、奥床しささえ感じられる。



「エルヴィン……お風呂上がりの姿が、ちょっとエロ過ぎるね。」

「それは褒め言葉か?」

「勿論。」


隠すことなく今の心境を吐露すると、エルヴィンは盛大に吹き出した。



「ははは、凛にそう言われると、素直に嬉しいよ。
ありがとう。」

「……本当に、すごいフェロモンだよね。
今の姿は、調査兵団の団長だなんて思えないよ。」

「AV男優にでも見えたか?」

「え、AVなんて言葉、どこで覚えたの?」


予想外の返答に、つい声が上擦る。



「前この世界に来た時、リヴァイが言ってたからな。」

「……リヴァイ?」

「ラブホテルでテレビを付けたら、大体最初にAVの映像が映ると範司が言っていた、と。
AVの説明も範司経由でリヴァイから受けたよ。」


……範司は本当に、リヴァイに余計な情報しか流さない。


しかもラブホテルに関しては、それなりに古い情報ばかりだ。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp