• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第116章 周囲の視線






「そろそろ昼休憩入るぞ。
休憩後もこの続きからする。
立体機動装置の点検、ちゃんとしとけよ。」


リヴァイは班員に軽く声を掛け、
訓練場を後にした。



基地に向かうまでの道の途中にある井戸で
水をくみ、軽く手や顔を拭く。

最近だいぶ涼しくなってきたから、
あまり汗をかかずに済んでいい。




ふと周囲に目をやると、少し離れた位置に
凛とモブリットの姿を見つけた。



……最近あいつらは
一緒に行動していることが多いな……



仕事内容もかぶっている部分が多いし、
話し合うべき間柄だとは思うが、
それでも多いと思ってしまう程、
最近二人が一緒に居るところをよく目にする。

だがそれも、自分がいつも自然と凛を
目で追っているせいだろう。

余計に二人の動向を意識してしまっていた。




……また面倒な感情が湧き上がってくる前に
この場を離れるか。


そう思い、基地の方角へ足を向けた時、
凛の名前を耳にし、再び足を止めた。






「凛、やっぱ可愛いよな……」

「お前まだ言ってんのか。」


視線をゆっくり声の方に移動させる。


あれは、ミケの班のゲルガーと
ハンジの班のケイジか……

なかなか興味をそそられる話題に、
思わず耳を澄ませて二人の話を聞き入った。



/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp