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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第114章 次回のお楽しみは技巧の訳の実験品



「……モブリット、真面目だね……」


「それに俺がやらないと、
他の班員にそのツケが回るだろう?
さすがにそれは避けたくて。」


明らかに同情の眼差しを向けてくる凛を見ると、
やっぱり顔が緩んでしまう。



「モブリット、これ、笑っていい話なの?」

「いいよ。むしろ笑ってくれないと辛い。」


そう言うと、凛は小さく息を吐き、
そっと顔を綻ばせた。



「当時は全然笑えなかったけど、
今は黒歴史として笑い飛ばさないと
やっていけないよ。」


「ハンジ、今はもうそういうモノ、
開発してないの?」

「いや。まだ時間がある時は
してるみたいだけど。」

「え、じゃぁまだモブリットは
実験に使われてる?」


「さすがに今は俺も別件で忙しくしてるから
頼まれなくなったな……
恋人同士の兵士たちに頼んでるみたいだし。」


「……な、なにを?」

「模型以外にも媚薬やら大人の玩具やら、
色々作ってるからね。
そりゃ恋人関係にある兵士に頼むのが
一番効率的だろう?」


「……ハンジが作る玩具って……」

「嫌な予感しかしないだろう?」


「……うん。怖い。」

「でもちょっと興味ある?」


そう問いかけると、一瞬の間が空いた。

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