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【ハイキュー!!】青息吐息の恋時雨【短編集】

第39章 始まりは睫毛より上(花巻貴大)




***ここまでのあらすじ***

 お洒落ハウスで暮らす花巻くん
 なまえちゃんを呼び出した目的は
 眉毛のお手入れだった!

***************


聞けば花巻くんには歳の離れたお姉さんがいるらしい。これがまたとても美容に熱心なお姉さまらしく、花巻くんは小さい頃から弟と書いてサロンスタッフと読むみたいな調教をされていたそうだ。

ワンピースの背中のファスナーから始まって、マッサージ、足つぼ、ヘアアレンジ、ネイル、フェイシャル、脱毛、痩身、とりあえず一通り”お手伝い”という名の奉公を強いられた。今では胸を張って「全部位対応可能です!」と立派に言える状態らしい。

そして私の放置されていた眉毛は彼の美学に反していたのでした。南無南無。




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