第1章 無効化の女の子
亜流架said
私はもう教員部屋の前に立っている。
亜[よーし]
バンッ
亜[呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃあーん!]
新しい登場の仕方をしてみた。
ちょっとはびっくりしたかな?
と思っていたら···
鳴[アルちゃん?]
黒い笑みをしている鳴海がいた。
正直なところ、凄く怖い!
亜[な···鳴海·········呼ばれてなかったみたいなので帰りま~す]
私はすぐにこの教員部屋から出ようとしたが
鳴[待ちなさい]
鳴海に肩を掴まれてしまった。
亜[ひーーーっ]
亜[驚かしたことで怒っているなら謝るから許せ!!]
鳴[その事で僕は怒ってるんじゃないの!!]
亜[ん??じゃあなぜ怒っているのだ]
鳴[アルちゃん···さっきまで一緒にいた蜜柑ちゃんはどうしたのかな~]
亜[蜜柑か??蜜柑ならいまベアと仲良く遊んでいるぞ!]
鳴[フルボッコにされている蜜柑ちゃんの姿をみて何処が仲良く遊んでいるようにみえるの!!!]
亜[えっ!?違うのか!?]
鳴[どう考えても違うでしょ!!]
鳴[殴られてるんだよ!?それなのにアルちゃんは助けもしないでのんきにお茶なんか飲んで]
亜[わ···悪かった··]
鳴[僕に謝るんじゃなくて蜜柑ちゃんにでしょ!]
亜[うっ···]
鳴[はあー、アルちゃんはとにかく何でも遊んでいると判断してしまうその癖を直す必要があるね]
亜[そ··そうだな]
亜[以後気おつける]
鳴海にこんなに怒られたのは久しぶりかも···
そんなことを考えていたら瀬利奈がいきなり大声を出した。
瀬[ナルッ大変よ]
瀬[棗君が暴走してる!]
鳴[ベアの次は棗君!?]
瀬[二人とも早く北の森に行って]
亜[えっ?私も!?]
強制的に私まで北の森に行くことになってしまった。